この本は、最初から「長いものにしよう」とは考えていませんでした。むしろ、「短時間で読めて、ひとつの問いが残る」くらいの分量を目指していました。
ちょうど考えていたときに、セブンイレブンのコーヒーLサイズが220円だ、という話が頭に浮かびました。ここに何か足して、キリのいい値段にしたらどうだろう。そう考えて、「220円+80円=300円」というイメージが出てきました。
そこから逆算して、「10分で読める」「80円で買える」シリーズにしよう、という発想につながりました。こうして「10分で読める80円本シリーズ」という企画が生まれました。長い時間をかけて読む本も大切ですが、少しの時間で読めて、少し考えが残る本もあっていい。そんな位置づけです。
価格と分量を先に決めることで、書き方の基準もはっきりしました。これは、あとからシリーズを広げていくときにも、ひとつの軸になると思っています。
