クレセント出版として、2冊目の本を出しました。
タイトルは『インフレの犯人はたまごだった』。
「10分で読める80円本シリーズ」の2冊目です。
インフレ。
ニュースでは毎日のように聞く言葉ですが、
正直、どこか遠い話のように感じている人も多いかもしれません。
でも、ある日スーパーで、卵の値札を見たとき、
「あ、これは来てるな」と思った。
この本は、そこから始まっています。
たまごは、ほとんど毎日のように使う食材です。
だからこそ、値段が少し変わるだけで、生活の手触りが変わる。
ガソリンよりも、為替よりも、
たぶん多くの人にとって「インフレ」を実感させるのは、卵の値段なんじゃないかと思います。
もちろん、本当の犯人は卵ではありません。
飼料、燃料、物流、人件費、為替。
いろいろな要素が絡み合って、結果として、卵の値段がそこに出ているだけです。
でも、人はどうしても、
「わかりやすい犯人」を探してしまう。
この本は、その“わかりやすさ”の正体を、生活者の目線からたどっていく小さなエッセイです。
統計の話ではありません。
経済理論の解説でもありません。
レジ前で感じる、あの小さな違和感の正体を、言葉にしてみただけの話です。
10分で読める短い本です。
けれど、読み終えたあと、
スーパーで値札を見る目が、少しだけ変わるかもしれません。
少なくとも、そういう本になっていたらいいなと思っています。

